介護職は高齢者や障がい者などの生活をサポートする仕事です。
具体的には生活介助や身体介助を行います。
利用者が施設入居者の場合は、それ以外にレクリエーションを実施したり、ともに遠足に行ったりもします。
生活援助は、老人ホーム勤務の場合に居室清掃と洗濯を行い、訪問介護に従事している場合は、料理や買い物などもして栄養バランスの取れた食事を準備します。
糖尿病や高血圧といった既往歴がある利用者は、塩分や糖質量に気を付けて調理する事が大切であり、旬の魚や野菜を使えば喜んで食べてもらう事ができます。
身体介助は、食事、排泄、入浴といった利用者の肌に触れる動作の事を指し、介護事故が発生しやすい事から、細心の注意を払って仕事に臨む事が重要です。
食事に関しては、要介護度が4や5になると飲料や食べ物を飲み込む際に嚥下障害が起こる可能性が高く、事故防止の為に飲料や味噌汁などにとろみを付ける事が欠かせません。
排泄については、身体介助の中でも最もデリケート且つ利用者の尊厳を重んじる仕事になっており、タオルを使って羞恥心対策を行う事が大切です。
おむつを使って日々生活している利用者は、夜間の失禁や便漏れなどで不快に感じている事もあるので、夜勤に従事する際は定期的な利用者見回りと声掛けを忘れずに実施すれば、快適に夜間を過ごしてもらえるでしょう。
入浴に関しては身体の清潔を保つために大切なものになります。
水場ということで転倒が起きやすいため、十分に注意する必要があるでしょう。